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関節の変形による痛み

変形性関節炎とは・・・

変形性関節症は、「関節軟骨の変性・摩耗とその後の軟骨・骨の新生増殖、および二次性滑膜炎などに基づく進行性の変性関節疾患」と定義されます。つまり、まず何らかの原因で関節の軟骨が傷み、すり減ると、人間の体はそれを修復しようとします。でも正常な状態に修復することは出来ず、周囲の負担のかかっていない部位に異常軟骨や骨棘として増殖します。こうして関節の変形が進みます。
 

どんな症状?

最も多い変形性膝関節症の場合、初期には歩きはじめや立ち上がり時など動作開始時に痛みを訴える例が多く、病期が進行するにしたがって動作中の痛みを訴えるようになります。つまり、階段の昇降とくに降りるときや、さらに平地歩行にも支障を生じるようになり、膝の曲げ伸ばしが制限され、正座やあぐらが困難になります。滑膜の炎症・増殖による滑膜炎が起こると関節に水がたまる「関節水腫」となり、腫脹・圧迫感を訴えます。さらに関節軟骨や半月板の変性・摩耗が進むと、関節を動かしたときに痛みを伴って異音が出ることがあります。
 

変形性関節症の治療

最初に理学療法や、投薬、注射による薬物療法を行います。症状が改善しない場合は手術もあります。

[理学療法] 温熱療法で、痛む場所にホットパックをあてたり、温シップを貼ります。
筋肉トレーニングも有効です。関節を支える筋肉を鍛えたり、血行を改善して痛みを和らげる効果が期待できます。
トレーニングは、毎日続けますが痛みや腫れがひどい時は、無理にしないで下さい。

[薬物療法] 痛みに対しては、抗炎症剤・鎮痛効果のある非ステロイド系の内服薬や湿布剤、軟膏、坐薬があります。
病院では強い痛みがある場合、関節液を抜いたり、副腎皮質ホルモン剤やコンドロイチン硫酸などの関節軟骨保護剤を直接間接に注射します。

[手術] 手術には、多くの方法があり、病気の程度や年齢、全身状態といった要素を考え選択されます。
関節の変形がそれほど進行していない場合は、関節温存術が適しています。

一般には、骨の一部を切除して、変形して傾いた関節を正常な角度に戻し、金属で固定する骨切り術が行われます。
骨の変形が高度で関節軟骨が消失している場合は、関節を切除して人工関節を入れる人工関節置換術が行われます。人工関節には耐用年数があるため、主に60代以上の人に行われます。
 

 
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